遺伝子組み換え作物の現状と課題


『遺伝子組み換えでない』

そういう表記があると安心しますよね。

しかしスナック菓子、パン、食用油、その他大豆や米、トウモロコシを使用した多くの加工食品では、表記すらないことの方が多いです。

「日本は遺伝子組み換え作物を禁止しているから、使っている所なんかないでしょ」

という人がいて、ちょっと驚きましたが、一緒にいた人たちも

「そうだよね。日本はお役所がウルサイから」

とうなづく。

なんとなく、”遺伝子組み換え作物は良くない”という認識はあっても、自分たちが日常的に口にしていると知っている方は意外と少ないことに気づかされました。

2012年に発表されたフランス・カーン大学のジル=エリック・セラリーニ教授の論文で、遺伝子組み換え(以下GM)トウモロコシを食べさせたラットの姿に、世界中が衝撃を受けました。

安全性に疑問を持っていた人たちは一斉に「やっぱり!」という反応でしたが

一部の研究者たちからは

「実験に使用したラットの数が少ない」

「病気になりやすいラットを使っている」

という非難が殺到し、論文を一回取り下げることになりました。

すると日本でも、ネットや雑誌で「不安を煽るインチキ実験だった」との論調になり、いつの間にか忘れ去られているように思います。

改めてこの実験の詳細を見てみると、看過できない問題をいくつか見つけることができます。

そもそも安全審査は企業任せで、結果を一般公開しないことは多々あります。

特に最新の技術となれば、結果を公表することで技術のヒントを与えかねないので、企業の利益を守るために致し方ないという部分はあります。

しかし命や健康に直結する分野となるとそうも言っていられません。

フランス農業省の依頼で、食品の安全審査機関に招へいされたセラリーニ教授は、GM作物を開発している企業に、実験結果の公表を求めました。

当然、企業側は拒否。

しかし強く要求し、同時に裁判に持ち込んで一般公表するよう要求。

ようやく実験結果を見ることができました。

するとまず作物そのものに、除草剤や殺虫剤成分が大量に含まれていることが分かりました。

そしてラットに90日食べさせた実験では、腎臓や肝臓に50もの異常な兆候が見られていたことが判明。

ラットの90日は、人間に換算すると約10年にあたるので、今日食べて明日どうなる・・ということではありませんが、この”兆候”がどんな結果になるのか見届ける必要は感じます。

そこでセラリーニ教授は、ラットの寿命である2年という期間与え続け、生涯食べ続けることを想定した実験を開始しました。

トウモロコシだけを一生涯食べる人はいないので、現在アメリカ人が毎日摂っているであろうGMトウモロコシの平均的な量を算出しマウスに与えました。

トウモロコシは何もトルティーヤやタコスだけでなく、”ぶどう糖果糖液糖”と表記してあるものはコーンスターチから作られているので、

・コーラを始めとした清涼飲料水

・発泡酒

・クッキー、アイスクリーム、ケーキ等菓子類全般

・ハム・ソーセージ等の加工食品全般

・酸化防止剤として使われるビタミンCの原料

など日常にあふれています。

だいたい口にするものの10%~30%に含まれているとされています。

そのため、トウモロコシを含んだ餌を与えた3っのグループは、トウモロコシの分量も11%、22%、33%と三段階に分けました。

つまり

グループ1:除草剤を使わないで栽培したGMトウモロコシを与える

トウモロコシの量⇒A郡11% B群22% C群33%

グループ2:除草剤使って栽培したGMトウモロコシを与える

トウモロコシの量⇒A郡11% B群22% C群33%

グループ3:GMトウモロコシを混ぜない通常食だが、除草剤の溶液を与える

グループ4:GMではないトウモロコシを与える

トウモロコシの量⇒A郡11% B群22% C群33%

グループ3は、GMトウモロコシではなく除草剤の毒性を評価するために作ったグループです。

しかも除草剤の一成分だけでなく、生体の血液分析もしています。

こんな試験は、除草剤の開発メーカーでもやっていません。

各グループ雄雌10匹ずつ、計200匹のラットを使っていることも見ると、これは世界中で用いられている毒性試験の標準的な実験手法です。

発ガン性の試験をするなら

「使うラットの数が少なすぎる。各グループ50匹ずつ使うべきだ」

という批判は当然ですが、そもそもこれは発がん性を調べていたのではありません。

セラリーニ教授の専門は分子生物学です。

結果的に実験開始4か月目にグループ1グループ2オスの腎臓に”腫瘍”が出来たわけですが、セラリーニ教授自身も認めているように”腫瘍”イコール”ガン”ではありません。

しかし腫瘍も大きくなれば、出血したり臓器の機能に支障が出ることがあります。

実験開始1年経つと、メスに乳腺腫瘍も出てきて、腫瘍の出血や腎臓障害で死亡する例が増えてきました。

その確率は、グループ4(非GMトウモロコシの餌)の2倍~3倍という高さです。

また

『ガンより早く成長する腫瘍があり、そこから出血して死に至った』

という結果は注目すべきものです。

ちなみにラットの1才は、人間の35才~40才くらいに相当します。

セラリーニ教授がこれだけの結果を公表したのですから、次はガンの専門家に是非調べて頂きたいところですが、この実験の再現性を評価する実験も、新たな実験も今の所行われていません。

それは多くの方が想像する理由はもちろん、金銭的、物理的な理由も考えられます。

まず実験に使用するラットの費用。

実験用ラットは、特殊な環境で育てられているので高い!

1匹¥50,000以上します。

そのラット200匹も使って2年間に及ぶ長期実験の全予算は約4億5000万円だったそうです。

この金額はさすがにフランス政府でさえ全額を出すことはできなかったので、各財団や食の安全に関心のある企業・個人からも資金を募ったそうです。

そしてEUではGM作物の作付が禁止されているので、GMトウモロコシやGM大豆が手に入りません。

もちろんGM作物の開発企業は提供してくれません。

アメリカ・カナダのGM作物農家も、訴訟が怖くて提供しません。

セラリーニ教授の場合は、カナダでGM作物の実験資格を持つ高校に依頼して栽培してもらったそうです。(もちろん絶対匿名で)

この実験結果をどう受け止めるかは、人それぞれだと思いますが、少なくとも公表されている資料を見る限り、≪安全な作物≫と思えませんでしたのでそういった物が混ざるリスクがあるものは使いたくないと判断しました。

人の食べるものでさえ、原料のGM作物使用量が5%以下なら表記しなくていいのが現状です。

ちなみにGM作物はトウモロコシや大豆だけではありません。

米、トマト、ジャガイモ、ニンジン、なたね、りんごなどの農作物の他、もあります。

食肉の場合、飼料中のGM作物割合は全く見えません。

体重が少なく、ラットほどではなくとも人間よりはるかに寿命が短いペット達。

その影響を軽視するわけにはいきません。

私たちが、産地(農家)の分かる生原料にこだわっている理由はここにあります。

ペーストや粉状になっていると、どうしても目の届かない部分が出てくるからです。

関連記事⇒米・麦・大豆の将来

関連記事2⇒一周回って困る話(トウモロコシ編)

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