東洋医学から見る⑬腎臓と耳の関係2~耳の匂い


耳の問題は、一度起こると繰り返しやすい傾向にあります。

耳ダニや感染症は、病院できちんと治療してもらうことが第一ですが、耳に症状が出る原因は他にもあります。

どちらにしろ繰り返す原因を見極めないと、常に不快な症状から逃れられず、イライラして精神的にも良くありません。

『目は心の窓』とは良く言いますが、『耳は臓器の窓』と思っており、耳の状態でどの臓器がバランスを崩しているかの目安になることもあります。

①肝臓の場合

ベタベタした耳垢が多く、不快な匂いも伴います。

そのような症状が出ている時は、肝臓が熱を持っていると考えられています。

ただ耳そのものはそれほど熱くないことが多いです。

その代わり触れられるのはすごく嫌がるのが特徴です。

②脾臓の場合

肝臓を支配している脾臓のバランスが崩れている時は、耳から甘い匂いがします。

間違っても「いい匂い~♡」と喜んではいけません。(^_^;)

”甘い”と言ってもお菓子のような甘い匂いではありません。

言葉で表現するのは難しいですが、”妙な甘さ”です。

この脾臓がバランスを崩している影響で、肝臓の活動が落ちている場合もあり、肝機能をサポートしても耳の症状が改善しない場合は、脾臓も一緒にサポートします。

③腎臓の場合

体液を作るここで問題が起こっていると、耳は赤く熱を持ちます。

体液が不足していると耳垢すら作れなくなるので、耳垢は多くありませんが、腐敗臭がすることもしばしばです。

耳道の中も赤く乾いていることが多いです。

腎機能の低下は、体液=体に必要な水分が作れない状態。

これは体力、もっと言えば生命力が落ちてきているサインと見ます。

水分が作れないので、熱が冷ませません。

水分が足りないと、血液も作れず、血流もスムーズに流れません。

まさに全身状態に影響します。

こうなるとで書いたように、肝臓が熱を持っている状況に陥っていても、冷やせません。

腎臓のサインが出ている時の食餌のポイント

症状が落ち着くまでは肉を摂りすぎないようにすること。

注:「摂りすぎない」であって「摂らない」ではありません。

豚の赤身、鶏の砂肝、卵魚ならイワシ・サバ・タラがお薦めです。

また青森県の津軽地方では冬場によく食べられるサメなんかもピンポイントで取り入れると良い食材です(残念ながら他の地域では手に入りにくいのですが)

肝臓のサインが出ている時も、鶏肉は熱を上げてしまうので、アレルギー等で豚肉の赤身が摂れない場合は、鶏の砂肝レバーに。

穀物は玄米

もちろん前回書いた黒豆・小豆・ささげもお忘れなく。

野菜ならにんじんキャベツブロッコリーがお薦めです。

それらを使った手作り食が理想ですが、とにかくドライフードは厳禁。

体の水分を奪い、体内の熱をさらに上げてしまいます。

※この場合の”熱”とは、活力や免疫力を維持し、健康に過ごすために必要な”体温”ではありません。

また体温計で計って分かる”熱”でもありませんので誤解のないようお願いします。

ドライフードはそのまま与えず、必ず体温に近いぬるま湯やスープに浸して下さい。

ちなみに先に挙げた臓器以外が、バランスを崩している時の耳の匂いですが

肺からのサイン⇒生臭い

心臓・小腸からのサイン⇒焦げ臭い

今回は冬の臓器”腎臓”を中心に取り上げましたが、体は全ての臓器の絶妙なバランスで成り立っています。

また誰しも苦手な季節(気候)やウィークポイントはあるので、季節や体質に応じて食餌や生活習慣を整えるのが大切です。

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