愛護と福祉の違い


ホリスティックケア・カウンセラーの勉強をする際、まず学ぶのが『動物福祉』です。日本では『動物愛護』という言葉に比べると、あまり耳にする機会がないかもしれません。

そもそも”愛護”とは

〇可愛がって庇護すること(出典:大辞泉)

となっており、”動物愛護”とは

〇動物を人間と同一視しようとする理念に基づき、動物を大切にし、愛そうとする精神(出典:大辞林 第三版)

となっています。

この考えは素晴らしいものですが、あくまでも人間の視線で定義されているものです。可愛がるのも、庇護するのも人間ですから。

一方、”福祉”とは幸せや豊かさを表す言葉です。

そのため”動物福祉”=Animal welfareとは動物の心理的幸福を実現するという考えです。

これはペットとして飼われている動物はもちろん、

・経済行為として飼育される動物(家畜、家禽)

・動物園や水族館で飼育される動物

・各種研究の為に飼育される動物

・野生動物

など全ての動物が、それぞれの環境で感じる苦痛を可能な限り回避させようという理念です。

どんな基準をもって、

『その動物は幸福か』

『ストレスや苦痛を感じていないか』

と判断するのかは非常に難しいです。

ただ感情的な愛護とは、一線を画すものであるのは間違いありません。