国産米が消える日②~種が出来るまでの長い道のり


花が咲いている米

平成29年度産米の食味ランキングでは、魚沼産コシヒカリが特Aからにランクダウンして大きなニュースとなりました。

その際、多くの農家や関係者から「やっぱり・・・」という声がささやかれたのは、あまり知られていません。

米の品種開発というのは、犬のブリーディングと似た部分があります。

最初は仕事に適した特徴・・・体の大きさや毛質、性格などを持った犬種同士を掛け合わせ、生まれた子犬の中から、病気に強い個体、骨格、歯並び(適切な食餌が摂れないと成長や健康維持に影響)性格などを見て、さらに特徴を強める交配を繰り返し、新たな犬種を固定します。

そうして生まれたある犬種が、例えば暑さが苦手だったとします。

しかしある程度その地域に住み、何代か血統が続くとだんだん環境に順応した系統ができていきます。

米にもそういった順応性があり、同じあきたこまちでも、その地域の気候、土壌、水、その中に住む微生物などによって、良く育つ株が選別されていきます。

その積み重ねによって、茨城産あきたこまちとか長崎産コシヒカリというのが生まれ、同じ品種でも産地の違いによる味の差も楽しめるのです。