藩士のコーヒー②(海軍とドッグフード)


東京慈恵医科大学の創設者となる高木兼寛医師は海軍軍医でした。

海軍は、長い航海に出ることも多いので、任務中はやや特殊な環境に置かれます。

①隔離された空間=ひとたび感染症が発生すると大変

②保存性の高い食料=食中毒もまた深刻な問題。同時に船に積み込める食料は種類も量も限られているので、栄養的な問題も起きやすかった。

実はドッグフードの原点は、海軍の食事と深い関係があります。

高木氏がイギリス留学後、脚気予防のために海軍に取り入れた洋食は、肉の缶詰やビスケット、パン、バター、コンデンスミルクなどでした。

どの国の海軍も同じような食事だったと思いますが、ビスケットのように軽く日持ちのする食料は、非常食としてどこの船も多めに積んでいきます。

ある時帰港した船員(外国船)は、港をうろついていた犬に余ったビスケットを与えました。

すると・・ご想像の通り、大喜びで食べます。

その噂はたちまち船乗りの間や犬たち(?!)にも広がりました。

船としては、捨てる手間が省け、犬は船が港に入ってくるたび御馳走がもらえる!

このビスケットが原点となったから、ドッグフードは今も小麦ベースが主流なんですね。

港には猫も当然いたと思いますが、甘党の犬と違ってあまり興味を示さなかったのでしょう。

(まあ、犬が群がっている所に寄ってくる猫もあまりいないと思いますが)

高木医師がその話を知っていたかどうかは、定かではありませんが、彼は自分の仮説

『タンパク質不足が脚気を引き起こす』説

を証明するため、犬で実験したことがあります。

この時の実験内容は、犬の栄養学的にもちょっと興味深いものです。

高木医師は、

タンパク質:炭水化物=1:4⇒健康食

           1:8⇒脚気食

という設定で、各3頭ずつ検証しました。

もちろんドッグフードなどない時代ですから、肉類とご飯・芋類などによる手作り食だったわけです。

この実験の際の”健康食”とは、人間の食事に当てはめるとカツ丼なんかのイメージだと思います。

それでも犬的に1:4ではちょっとタンパク質が少なすぎるなあ・・と思いましたが、この健康食(?!)で3頭とも元気だったというのです。

炭水化物と言っても、玄米や麦飯、芋類などもタンパク質はゼロではないし、ビタミンB群に至っては、十分だったでしょう。

この食餌で一生涯追跡したわけではないのですから、なんとも言えませんが、現在NRC(非営利団体:米国科学アカデミーの米国学術研究会議)の基準でもタンパク質10% 脂質5.5%です。

ただし『質の高いタンパク質を使用すること』とあります。

つまり単純に窒素量の多いものではなく、消化率・吸収率の良い肉や魚(羽毛・毛皮・うろこ・腸内の残留物などを除く)、乳製品、植物性ならきちんと調理・加工された大豆製品などを使用した場合の基準値です。

それでも手づくり食だと最低でも60%は水分になるので、・・・やっぱりタンパク質は不足気味だと思います。

(まあ、そもそも犬の栄養実験ではないのですが・・・(^_^;))

このように人間の医療の歴史を辿っていると、犬を使った実験に行き当たることが国内外問わず、意外と多いのです。

違った見方をすれば、それくらい犬は、いつも私たちの近くにいて、私たちの分身のような存在であったことを物語っていると思います。

今年ノーベル医学・生理学賞を受賞した本庶先生曰く

「教科書を信じるな」

この言葉は社会人になっても、どんな分野にも共通する姿勢だと思います。

教科書(基本)から学ぶことは大切ですが、それが万能の答えではありません。

『書かれた時点での定説』にすぎません。

目の前に、教科書と違う事実があったら、とことん調べなければなりません。

実際、”不治の病”脚気の原因が、ビタミンB1不足と判明するまでの紆余曲折からは、今も学ぶことが多いです。

余談ですが、玄米や米ぬかに脚気防止物質があると発見し、ノーベル賞を受賞したエイクマンのお兄さんヨハン・エイクマンは、実は日本と縁の深い方です。

薬学者だったお兄さんは、お雇い外国人として1877年~1885年まで日本に滞在していました。

その間、日本薬局方(=医薬品の規格基準書)の制定に関わり、現代薬学の発展に寄与しました。

弘前藩士が脚気対策に飲んだコーヒー。

残念ながらビタミンB1の補給はできなかったわけですが、浮腫み防止や血液循環の助けにはなったと思われます。

そしてあの芳醇な香り!

リラックスできるひと時を与えてくれたことでしょう。

青森県へお越しの際は、街の喫茶店へもどうぞお立ち寄りください。

参考ブログ⇒いい香りにはいいコトがある

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