栄養素と免疫(ビタミンD編)


ビタミンDはD2~D7の六種類ありますが、動物にとって重要なのはD2とD3です。

ちなみにD1は、D2に不純物が含まれたものと判明したので、現在は欠番です。

D2はきのこ類や海藻類など植物性のものに含まれ、D3は魚など動物性由来のものに含まれます。

多くの動物は日光浴によって、ビタミンDを合成できますが、成長期や妊娠・哺乳中には追い付かなくなり、食事で補給しないと骨が変形したり、もろくなることがあります。

また冬季に気分が塞ぐ原因がビタミンD不足と関係しているのではないかと言われています。

日照時間が減るのはもちろん、冬場に肌を露出して外出するなんてことはあり得ませんものね。

顔と手のひらだけに日光を浴びた場合、7月ならば北海道から沖縄まで10分から20分程度で必要量が合成できます。

ところが12月に同じ条件で浴びても、沖縄はほぼ同じ時間で必要量に達しますが、関東地方だと40分くらい、北海道・東北地方だと2時間以上必要になります。

肌(皮膚)が毛で覆われている鳥類や多くの哺乳類は、合成したビタミンDを毛の皮脂に溶かして分泌させ、毛づくろいすることによって摂取していると言われています。

”骨の異常”というと、ついカルシウムの不足を考えてしまいますが、体の代謝機能はそうそう単純ではありません。

リンとの比率に加え、このビタミンDの濃度が決め手になります。

かと言ってやみくもに摂れば解決するものでもなく、脂溶性のビタミンはミネラル並みに適量範囲が狭いので”過剰”も大きな問題を起こします。

比較的ビタミンDが多く含まれると言われる食品でも、

しめじ:4μg(マイクログラム※)/100gあたり

あんきも:110μg/100gあたり

カジキマグロ38μg/100gあたり

※1000マイクログラム=1㎎