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夏バテ?~犬猫にも起こる自律神経失調症に良い食餌


今年の傾向

本州最北の地 青森で、30℃以上の真夏日が半月以上連続したり、34℃、35℃なんて日も出現している昨今。



青森でさえそんな状況では、全国的に猛暑どころか酷暑と言えるような毎日で、比較的暑さに強いとされる猫でも「元気がない」というご相談が今年は多いです。



そして犬の場合、今年の特徴として”自律神経の失調”と思われるご相談が多い傾向にあります。


吐いてもケロッとして、様子に変化がなければ大丈夫⁈

夏場に”吐く””下痢する”というと

「何か悪いものでも食べたかな?」

とまず考えると思います。


そしていわゆる”夏バテ”と言われる症状のイメージは、

・だるい

・食欲がない

・下痢または便秘

というのが浮かぶと思いますが、犬猫の場合上記症状に加えて『吐く』こともしばしば起こります。



よく

「吐いてもケロッとして、特に様子に変化がなければ大丈夫」

と獣医さんに言われたり、ネットなんかにも書いてありますが、この時期の嘔吐は下痢や粘液を伴う便なども伴うこともあり、なかなか判断が難しいところです。



もちろん病気の兆候のこともありますが、

下痢+嘔吐+だるそう

ということで検査をしたけど異常なし!

結局『夏バテかな』『冷却材でお腹冷えたのかな』と診断された・・というケースは少なくありません。



手術や投薬が必要な病気でなかったのは何よりですが、飼い主さんとしては

「何かできることはないか?」

ということで食餌についてご相談頂く機会が増えていますが、自律神経を整えるには食餌ケアだけでは難しく生活全般を整えていく必要があります。



どんなきっかけで自律神経が乱れるのか?

その名の通り”自律”している神経なので、自分の意志でどうにかなるものではありません。


引越しや転職(転校)などで環境が変わる・・と言ったことでも乱れるし、暑さ寒さ、気圧の変化などによるストレスでも乱れます。



そのため猫より散歩習慣のある犬が比較的起こりやすいのですが、


エアコンの利いた部屋から散歩に出る

外気温との差に自律神経(この場合は交感神経)が刺激される

胃の内容物を吐く


のパターンです。




エアコンや散歩がダメ・・という話ではありません。

(いや最近は都市部は夜も30℃以下にならないこともあるので、そんな日のお散歩は無理をしない決断も必要かもしれません💦)



現実的な話、エアコンがないと命に関わるような暑さですし、お散歩の時間も早朝や夜など時間帯を選んでいる方がほとんどだと思います。



そんな生活の中で、普段から自律神経を整えて、多少の環境ストレスに対応できる体作りを目指すことが必要な時代になったのかなと思います。


自律神経を整え方

1.朝日を浴び、夜は早く休む


なんだそんなことか・・と思わないで下さいね。

これは生物としての基本なんです。


夜お仕事から帰ってきて、ゆっくり愛犬と遊びたい気持ちはすごくよく分かります。

しかし人間の小さいお子さんと同じように、遅くても21時くらいには遊びも終わらせリラックスタイムに切り替えてあげて下さい。


2.暑くても冷たい水、冷たい食べ物を与えすぎない


冷たい水の方が熱中症を予防にもなるんじゃないか?とか喜ぶんじゃないか?と思う方もいるかもしれませんが、常温の水で十分です。


冷たい刺激が交感神経を刺激して、バランスを乱すことがあります。

『与えすぎない』ことが大事なので、『与えてはいけない』ということではありませんよ!



自律神経を整えるメニュー例

漢方的に見ると”肝”の気が滞ったり、”肝”の栄養である”血”がスムーズに流れないと、自律神経が乱れると考えます。



暑い夜を過ごした朝、人間も首を寝違えたように痛んだり張ったような感じがすることはありませんか?


これは”肝”の栄養である”血”が不足し、”胆のう”から補給してもらっているサインです。

胆のうの経絡は、頭から首、脇腹、尻、膝、足首、そして足の薬指が終点です。



熱中症の初期症状や夏バテでも、頭痛、めまいなどが出ますが、その後首の張りやだるさなどが出たらこれは”血”の滞りや不足のサインかもしれません。



胆の経絡は頭から足の薬指まで、たくさんの関節や靭帯を経由しているので、そこに”血”が回らない、不足する・・という状況から『全身のだるさ』が起こると考えます



犬や猫も寝ていて、いつもより頻繁に寝る姿勢を変えるのは単に暑くて眠れてないだけでなく、体の置き所がないようなだるさを感じている可能性があります。




そんな時におススメメニューを一つご紹介します。


カボチャの甘酒煮

≪材料≫かぼちゃ、米麹甘酒、水、鶏ひき肉、だし昆布


≪分量の目安≫

カボチャ1/4(330g~400g)に対し、鶏ひき肉は150gくらい。

だし昆布は3センチ角。

甘酒と水の割合は1:1。カボチャがひたひたになるくらいの量。


≪作り方≫

1.カボチャは食べやすい大きさに切り、鍋に全ての材料を入れて火にかける。

2.カボチャに火が通ったら、人肌くらいの温度まで冷ます


できあがり!



鶏肉には自律神経を整えるホルモン”セロトニン”の原料となるトリプトファンが。

カボチャには、同じく自律神経に重要なビタミンA、C、Eが。


そして米麴甘酒には、砂糖やアルコール分は入っておらず、ストレスに強い体づくりに欠かせないパントテン酸(ビタミンB群の一つ)やギャバが豊富です。

疲労を取る力ももちろん、発酵食品なのでお腹の調子も整えてくれます。



カボチャに火が通ったところで犬用を取り分け、醤油を回すと人も美味しく頂けますよ。

鶏肉が苦手だったり、アレルギーがある場合は豚のヒレ肉やモモでもいいですよ。

(脂質の少ない部位にして下さいね)


例年以上の猛暑でお疲れの飼い主さんたちも、是非簡単メニューで疲れを癒して下さいね。

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