神話や伝承の中の動物たち~アマビエ様とアヌビス神



全国で話題の疫病除けアマビエ様

あのフォルムは、肥後国(現:熊本県)の役人が書き残した絵が元になっており、実際の大きさや質感の記載はありません。


本文には夜な夜な海に光が見えて、役人が行ってみたらアマビエが現れ

「私が現れたらこの先6年、諸国の豊作が続く。そして疫病が流行ったら、私の姿を描きうつして人々に早く見せよ」

と言ったと伝わっています。



・・・疫病除けというより、豊作を伝える妖怪というか神様だったのでしょうか。

現れたのは肥後国ですが『諸国の豊作』と言っている点で、非常に広い範囲を見守っている存在であることを伺わせます。




ところでこの絵を見た時、鳥のようなくちばし、うろこのような胸元、足はなく鳥の翼の先のようなギザギザ・・・

「これはウミウ?」


ウミウが頭から海藻を付けて、海上に上がってきた姿のように見えてしまいました。




ウミウは水鳥でも鴨などとは違い、羽毛がそれほど密ではありません。


そのため水から上がった直後は、胸元の毛がバサバサっとしていて、描かれた絵のように見える時があります。

羽毛が密でない分、濡れて重くなりやすいため、陸に上がると翼を少し広げて乾かしている姿をよく見ます。

その立ち姿は、絵に似ています。

また毛色も黒く見えますが、実際は光沢のある深いグリーンで、光が当たると艶やかに見えます。



繁殖期は海藻などを集めて、岩場に巣を作ります。

まあ普通はくちばしで咥えて集めるので、頭にワカメを付けたまま海上に上がってくるあわてんぼうは、そういないと思いますが・・・( ̄д ̄)