ふぐの寿司


フグの寿司って見たことも食べたこともないのですが、握り寿司タイプやバッテラのような押し寿司タイプもあるそうです。

そしてフグから見つかったレトロトランスポゾンでsushi-ichi と名付けられたものがあります。

ちなみにレトロトランスポゾン※は、インフルエンザウィルスやエイズウィルスの親戚筋にあたり構造が非常に似ています。

※トランスポゾン=細胞内を動き回る遺伝子のこと。

 ”レトロ”が付くと、RNAから逆転写してDNAを作るタイプ。

『寿司いち』なんてまるでお寿司屋さんの名前のようですが、sushi-ni(すし2) sushi-san(すし3)もあります。

なんとも不思議なネーミングですが、ニュージーランドの研究者が付けたそうです。

この『すし いち』に由来する遺伝子で、ほ乳類だけに存在するものがあります。

peg11/Rtl1と呼ばれるそれは、胎盤形成に大きく関与していることが判明しました。

恐竜から派生した爬虫類や鳥類は、卵で産み育てます。

そこからカンガルーやワラビーなどの有袋類、そして哺乳類が地球上に登場するには胎盤の存在が不可欠でした。

どのタイミングで、胎盤を持つ動物が登場したのかは不明ですが、細胞内にレトロウィルスの一種が感染することで胎盤が形成されることになったのは確かなようです。

長い時間軸をキュッと縮めて一言で言うと『ウィルス感染して胎盤が出来た』ということになりますが、不思議です