口は命の入り口、心の出口


タイトルは福岡市の歯科医師 伊藤正彦先生の言葉です。

今年一番!というより人生の中でも強く心に刻まれた言葉です。

この短い言葉には、大変深く広い意味がこもっていると感じます。

食べることは命を頂くこと

命を繋ぐこと

お肉や魚だけでなく、野菜も果物も『命ある生き物』です。

米や麦、大豆などの豆類などは、”種子”を食べているわけで、生物にとって一番重要な”子孫”を頂いていることになります。

それらの”命を頂く”ことで、私たちの命が繋がっています。

また薬の原料の多くが植物由来であることを考えると、我々動物は植物の力がなくては生きていけないことを実感します。

食べたり飲んだりする”口”はまさに、命の入り口です。

近年ペットのオーラルケアも注目されていますが、人間と少し違う部分もあります。

大きな違いは”咀嚼”

人間の唾液には、消化酵素が含まれますが、犬猫にはありません。

その分消化管内での消化力が人間より強いのですが、少なくとも口腔内で噛み砕くことは『飲み込みやすいサイズにする』ことがメインです。

とはいえ、口腔内の状態が、全身の健康に影響を与えるのは、人と同じです。

特に心臓病との関係がよく言われていますが、直接的・間接的影響を含めれば、非常に広い範囲で健康に関わります。

人の世界でも、昔なら口からの食事が摂れない状態にある時、歯磨きに代表されるオーラルケアはあまり重要視されませんでした。

しかし食事の経口摂取に関係なく、定期的にオーラルケアを行うようになってから、肺炎などの感染症が減少しました。

また外科手術前に、虫歯や歯周病などの治療を終えていると、やはり術後の感染症リスクが減ることが分かっています。

まさに”口の状態は命に直結”するのです。

口は心を表す

何を食べているか?

それは何カロリー摂っているかとか、どんな栄養素を食べているか・・というよりどんな物を、どんな風に食べているか。

近年、痛ましい幼児虐待がいくつも報道されていますが、歯の状態が虐待の発見につながることもあるそうです。

また非行や暴行を繰り返す青少年の歯の状態が、驚くほどひどいことも。

オーラルケアの習慣がないこともあるようですが、食事内容がひどく偏っているケースがほとんどです。

カロリーは不足していないのですが、成長期に必要な栄養素が明らかに不足しています。

「お腹すいた~」

「料理のいい匂い!」

唾液が出て消化器官の準備OK

「いただきます!」

咀嚼

「美味しい!」

子供の頃から様々な事情で、このような流れを経験していないケースが非常に多く、ただ口に放り込むように食べます。

そのような子供たちがきちんとした食生活を送るようになると、粗暴な言動が減り、精神的な落ち着きが見られようになります。

まさに心の有り様が変わるのでしょう。

人間と”同じ言語”は持たない犬猫でも、食餌の変化によって行動や精神的な変化が観察されることはしばしばあります。

ちょっとしたことにキレた犬が、飼い主に向かって

「くそババア、うざい!」

とは言わなくても(^_^;)、そのような精神状態にあるのは犬にとっても良い環境とは言えません。

心身ともに健康な日々を送るには、しつけや運動、栄養管理と同時にオーラルケアも同じくらい重要視される時代が来ていると感じています。

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