動物栄養学とは


いきなり”そもそも論”になってしまいますが、動物栄養学はペットのために生まれたものではありません。

家畜・家禽類の

〇肉質や食味を良くするため

〇安定した生育・繁殖

などを中心に発達してきた経緯があります。

牛・豚・羊・鶏などは食肉として、いかに短時間で可食部を増やすか。

また牛の場合は継続的に搾乳する為に、妊娠・出産を繰り返さなくてはなりませんので、それが順調に進み、乳量を増やすためにはどうするか?

鶏ならばより効率よく、継続的に、美味しい卵を採るためには?・・・などを達成するために、研究されてきました。

特に食肉に関しては、動物ごとに出荷までの時間がほぼ決まっています。

これがペットとして生きる犬や猫と決定的な違いです。

つまりペットのように『天寿を全うする』ことを目的としていないのです。

”動物栄養学”という名前でも、実は私たちの栄養を満たすための”栄養学”とも言えます。

もちろんその研究の中には、私たちの健康につながる発見があったのは確かです。

また動物としての基本的な栄養と健康に関連する情報もあります。

しかし実際に両者(家畜&ペット)の栄養管理を実行するとなると、そこには大きな隔たりがあります。