Levan(クラッカーじゃないよ)


最近リッ〇から、名称が変わった某有名クラッカー。

ここ数日、ワンコの大腸炎やお腹の不調を伺うことが多く、CMで見るたび、スペルが似ている≪Levan≫のことを考えてしまいます。

こちらは”レバン”と読みますが、納豆による整腸作用成分の一つとされています。

いわゆる納豆のネバネバに含まれ、

フルクトース(果糖)が集まって形成されるフルクタンの仲間ですが

微生物によって生産される物質です。

そのためフルクタンを生産する細菌類は、たいていこのレバンも生産されており

納豆もその一つです。

九州大学 生体防御医学研究所の吉開泰信教授らによる研究(2005年)で、レバンが免疫反応のバランスを整えるとの報告があります。

またウィルスが外から入ってきた時に、それを食べてくれるマクロファージは、ナチュラルキラー細胞を活性する成分を分泌しますが、

その分泌物を生産する時に出す合図が、納豆菌の菌体そのものや、γ-PGA(ガンマーポリグルタミン酸)よりもレバンの方がより強く作用することも判明しています。

しかも人の場合、わずか納豆1パック(50g程度)から摂取できるレバン量で、その効力を発揮するとのこと。

犬に換算したら、5g~10g程度で十分な量になると思われます。

レバンは化粧品に配合されることもありますが、肌の保湿や皮膚の炎症を軽減する効果が期待されています。

腸内でも同じような効果を発揮して、整腸作用をもたらしているのでしょう。

水に溶けやすい性質のレバンですが、今のところ溶液の中では安定しづらく、純度を上げるのも難しいため、サプリメントや薬になるにはまだ時間がかかると思われます。

その一方でレバン同様、ネバネバに含まれる成分の一つγ-PGAは、すでに抗がん剤や医療分野でよく使われています。

ご存じのように抗がん剤になると、副作用も大きくなるように、どんなに良い成分も過ぎたるは及ばざるが如し。

何でも、”食べ過ぎ””ばっかり食べ”は禁物。

ということで、ちょっとお腹の調子がイマイチの時に2~3日、また体質的にお腹が弱い子には週1回程度定期的に納豆を取り入れてみるのはお薦めです。

#シニア犬 #納豆 #微生物 #ペットフード #春夏秋冬 #食餌悩み #免疫