仔猫ソフィの物語


ソフィ

丁度、カラスが子育てしている時期でした。

都会の住宅地には珍しいテニスコート4~5面は取れるであろう広い公園。

大きなユーカリの木が何本もあり、まるで小さな森のよう。

・・ということは鳥たちも巣作りしやすい環境なのですが、そのど真ん中でミャーミャー鳴いていた仔猫。

茂みの中でもなく、公衆トイレのアプローチで一匹で鳴いていました。

近くに親や兄弟の気配もなく、孵ったばかりのヒナを抱えるカラスたちは、木の上から様子をうかがっています。

その日は公園の近くに用事があって、偶然通りかかった私は、犬連れだったこともありリードを短く持ち直してそっと近づいてみました。

保護して1週間目

すると両目に瞬幕が張り付いたままで、目ヤニも大量。そのため良く見えないらしく逃げるわけでもなく首を伸ばしてさらに鳴き続けました。

痩せていて毛はボサボサ。

鼻水もだいぶ出ているようで、それで濡れた鼻や口周りは泥だらけです。

耳の後ろは赤く炎症を起こしているし、もしかしたら親が置いていったのかもしれません。

それまで猫を見かけると、追いかけたがることもあった茶々丸。

そ~っと近づくと、頭からお尻まで匂いを嗅ぎ、おでこをひと舐め。

仔猫の方は、親が迎えにきてくれたと思った?!のか、さらに大きな声で鳴きました。

すると茶々丸は、仔猫の横にピタ~っと体を寄せ地面に伏せてしまいました。