「猫用CDとか犬用CDって売っていますけど、あれって本当に効果あるんですか?」
と聞かれたことがあります。
科学的な検証(行動観察や心拍数等のデータ)がされている物もあるそうなので、「曲を選べばある」と思います。
それ専用の音楽CDも出ていますが、お手元にある音楽からわんちゃん・ねこちゃん用に編集してもいいと思います。
ただジャンルでいうと、やはりクラシック音楽がオススメです。
また同じ曲でも、オーケストラよりピアノで演奏されたものの方が、よりリラックスしているような気がします。
オーケストラだと、打楽器の音に驚いたり、弦楽器の高い音が人の悲鳴の音質に似ていて、不安感を覚えることも考えられます。
あとは一緒に聞いてみて、わんちゃん・ねこちゃんの様子を見てみて下さい。
飼い主さんもリラックスできる曲であればさらに良いと思います。
個人的な感想で恐縮ですが、実はうちのワンコ達が苦手な作曲家がいます。
全ての曲を試したわけではないのですが、少なくとも比較的有名な何曲かは、あまりリラックスできないようです。
人間が聴くかぎり、非常にロマンティックで美しい曲なのに、その曲が始まるとウロウロ・・・何度も寝床を移動したり、トイレに行ったり・・。
それはラフマニノフです。
フィギアスケートの浅田真央さんが、バンクーバー、ソチと二つのオリンピックのフリー演技で使用したのが、どちらもラフマニノフでしたので聞き覚えがある方も多いと思います。
このへんは、いわゆる”好み”の問題でしょう。
犬にも好みはあるようです。
(ちなみに筆者は、モーツァルトの曲でリラックスできません(^_^;))
そしてお留守番の際、いつも同じ曲をかけるとそれが”お留守番”の合図になってしまうこともあるのでご注意を。
普段から、良い音楽と共に暮らすのは精神衛生上大切なこと。
料理をする時、リラックスする時など、犬たち猫たちにとって印象の良い時間に
ちょっと音楽をかける習慣を、あらかじめ作っておくことも、留守番のお供に音楽を活用するコツかもしれません。