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第111号記念~ちょっと難しいことも考えてみる③(命のご縁)


『ペットショップで買わず、信頼できるブリーダーから買いましょう』

というのは大賛成です!

しかし何を持って”信頼できる”のか、これも一般飼い主にとって基準が分かりづらい部分があります。

長年やっているから安心?

長年やっていても、途中から『素人には分からないから』『バレなければ大丈夫』という理由でいい加減な管理をしているかもしれません。

「あそこは金儲けが上手いから、たいした犬じゃないのに高いよね」

”たいした犬じゃない”と言える理由は?

健康な両親の選定、健康管理、妊娠・出産・子育てには、それなりの費用がかかります。

定期健診やワクチン接種、適切な食餌、運動、過ごす部屋の冷暖房施設等、必要不可欠な生活費がかかります。

そうして管理していても、自然の摂理で遺伝病の問題や出産時のトラブルなどを、100%防ぐことはできません。

また犬は機械ではありませんから、信頼できるブリーダーは出産の間隔や回数を制限します。

(機械でも適切な使用とメンテナンスは必要ですが)

そうなると実際問題、ブリーディングだけでは生活が成り立たないですから、トリミングサロンやグッズを販売するお店を経営したり、しつけ教室をやっている方もいます。

そういう店は世間一般に≪ペットショップ≫と呼ばれることがほとんどですが、そういうお店も排除されるべきですか?

自分の所から巣立った仔たちを見届けるため、トリミングを請け負って生育状態や体調を見たり、食餌や運動のアドバイスをする。しつけに困った時は、ご相談に乗る。

病気を早期発見することもあるし、身勝手な飼育放棄にいち早く気づき保護することもあります。

保護団体の方々が、譲渡された動物たちの状況を確認したり、困ったことがあったら相談に乗っていることと同じことを、違う立場で行うのは問題ですか?

心血を注げる仕事で、生計を立てるのはダメですか?

ブリーディングは、全てボランティアでなくてはいけませんか?

(副業や趣味でやるべき?)

ではその費用を、どうやって安定的に賄えばいいですか?

また廃業したブリーダーから保護した純血種の里親になった方が

「こんなにいい犬がタダなんですよ!」

「タダで、こんないい犬が手に入るんですよ」

と喜々として触れ回っているのもお見かけしましたが、それも違和感がありました。

「タダ」「無料」って連発されると・・穿った見方かもしれませんが、

「掘り出し物(純血種)が、無料でもらえることもあるのよ」

と聞こえてしまいました。

この場合もある意味、金銭的価値感で見ているのではないかと・・。

(・・・う~ん、もしかして言葉の裏には、我々には知りえない背景があったのかもしれませんが・・・。もしそうだったら、ごめんなさい)

様々な事象を見ると、自分の中でも考えが錯綜し、”これが正解”と言えることに辿りつけません。(おそらく一生答えが出ないと思います)

ですから様々な考えを持つ方がいて当然だと思います。

命に値段を付けることに違和感があるのは確かです。

しかし私たちの日常でも同じような現実はありませんか?

例えば、使いたい薬が高額で、本当にやりたい治療をあきらめなくてはならない場合もあります。

私自身、家族が重篤な病気になり、命の値段を提示されたような気がした経験があります。

お医者様:『治療方針としてAとBが候補に挙げられます。しかし患者さんの年齢を考えるとAは、この先非常に高額な医療費が必要になると考えられます。しかもそれが何年続くか予想できません』

家に持ち帰ってゆっくり考える時間がない状況でした。

その場で決断を迫られました。

字面だけを読むと、「なんて医者だ!」

と感じるかもしれません。

しかしその担当医は、ちょうど患者である私の家族と同じくらいの年齢でした。

もし自分が、その年齢でこの状況に置かれたら、この先30年も40年も機械で生かされことに抵抗感を持っていたのかもしれません。

しかしあえて感情的な部分には踏み込まず、現実的なことを淡々と説明してくれたことは、かえってありがたかったと思います。

『なんとか命だけは』と願わない家族はいないでしょう。

しかし患者本人が、その状況で生き続けることを希望するかどうかは、これまでの本人の生き方・考え方を知る家族が選択しなければなりません。

仮に私自身の考えと違っていても、患者本人が意思表示をできる状態だったら、何と言うだろうか・・と。

そして現実的な話、家族総出で一生働き続けても、年間数千万にも及ぶ費用は払えきれないでしょう。

『これが命の値段か・・』と感じた瞬間でした。

(あれから丁度9年・・Bという選択をした結果、後遺症は抱えながらも福祉施設で軽作業ができるまでになりました。お医者様に奇跡の回復だと驚かれます)

しかしこの経験をいま振り返ると、担当医や病院、救急搬送して下さった消防庁の方々(管轄消防署の救急車が出動中だったり、受け入れ病院が見つからず救急搬送が遅れて命に関わることもありますから)など、多くの方のご縁(出会い)で、つながった命だと思いました。

ペット達との出会いも、それが何処であっても、多くの方が繋がって出会えた”命のご縁”だと考えるのはいかがでしょうか?

(もう少し続く)

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