栄養素と免疫(ミネラル編)


酸素65% 炭素18% 水素10% 窒素3%

これ一体何の成分でしょう?

ヒントは酸素(O2)65%+水素(H)10%=75%

某スポーツドリンクのCMで『○○の70%は水で出来ている』と言っていました。

そう体の組成です。

上記四つの元素で約96%を占めています。

残り4%のうち1.5%がカルシウム、1%がリンです。

そして最後の1.5%に28種ほどの元素がひしめいています。

この1.5%の中でも、比較的高い比率を占めるグループに、ナトリウム・カリウム・マグネシウム・硫黄などおなじみのメンツがいます。

次の比率のグループには、鉄や亜鉛・銅・マンガン・フッ素、そしてストロンチウム・ルビジウムといった「そんなものが、体内にあるの?!」とちょっと驚くようなメンツもいます。

ストロンチウムはカルシウムと同じアルカリ土類金属で、打ち上げ花火の赤い部分です。

赤でも、大変鮮やかな発色であるところを買われて、車に常備される発煙筒にも使われています。

ルビジウムはアルカリ金属ですが、これも割と身近な存在で、例えばTVやラジオから聞こえる時報。あれはルビジウムのエネルギー変化を利用した原子時計で刻んでいる「ピ・ピ・ピ・ポ~ン!」です。

どちらも放射性のものは扱いが難しいですが、そうでないものは体内に存在してます。

さらにごくごく微量元素のグループには、セレン・ヨウ素・バナジウム(これが含まれるミネラルウォーターがありますよね)といったたまに見かけるメンツの他に、「びっくりぽんや~!」なメンツがいます。

それは、アルミニウム・カドミウム・スズ・バリウム・水銀・ニッケル・モリブデン・ヒ素・コバルト・クロム・・・・・

一見「どう考えてもダメだろう・・」と思えるような錚々たるメンツです。


モリブデンはプリン代謝に関係するいくつかの酵素を構成しており、過剰になると尿酸値が上昇。逆に不足すると免疫力低下が起こる他、生理不順・PMS症状といった女性のリズムにも影響を与えます。また鉄の働きをアシストしたり、胃酸の分泌が下がる、ぜんそくなど影響は広範囲です。

セレンは抗酸化作用もあって、不足すると明らかに免疫力が落ちます。しかし過剰だと脱毛や食欲減退、爪の変形(牛・豚だとひづめの脱落)などが起こります。

鉄の欠乏=貧血は有名ですが、それ以上に深刻なのは胸腺や脾臓に萎縮が起こり、タンパク質の合成も阻害されることです。

また亜鉛の不足も貧血や味覚異常が起こることは一般に知られていますが、やはり胸腺や脾臓の萎縮が見られ抗体生産が低下します。胸腺や脾臓の萎縮が起こっても直接見ることはできませんが、その結果が”皮膚病”として現れます。

今は”猛毒”のイメージが先行して、その仕事ぶりが判明してないものもありますが、体内で何らかの貢献をしてくれているのは間違いありません。

ただ今日紹介したメンバーは、適正量の範囲が非常に狭いのが特徴ですので、付き合い方にはやや注意が必要です。

#春夏秋冬 #青い森工房 #栄養素 #免疫