
立秋を迎えても、暑い日が続いております。
うっかりすると、人間どころか、パートナー達の体温並みの気温にも達するので、熱中症厳重警戒中です。
さて、この立秋までの約18日間を『夏の土用』と言いますが、これを英語では『Dog Days』と言うそうです。
(単純に”盛夏”と訳すことも)
365日、年中無休で『Dog Days』なワタクシとしましては、「一体何のことか?」と思ったものです。
するとこの時期に、シリウスを持つおおいぬ座が、日の出と共に、東の空に現れるからだそうです。
シリウス?あの碧くひときわ明るい星は、なんかすごく寒い時期に、オリオン座なんかと一緒に見た覚えが・・・。
正解でした。
ところが、”シリウス”とは”焼き焦がすもの”という意味だそうで、それが夏場に太陽と共に空を移動していくから、『ダブルで暑い=盛夏』と考えたのでしょう。
また各地に残る古代の文献でも、シリウスを≪犬星≫≪太陽の犬星≫などとと呼んでいて、シリウス=犬を象った星座の象徴と捉えていたことが伺えます。
古代中国でも≪天狼星≫と呼んでいたようで、鼻先にシリウスが位置するあの形は、国を問わず『犬だ!』と感じたのでしょう。
たまに「ちょっとこれは無理があるでしょう」という星座もありますが、おおいぬ座は多くの方が”納得”するのではないでしょうか。
違う見方をすれば、それだけ古くから各地で犬が身近な存在だったとも言えます。
ペンギン座とかキリン座だと、限られた地域の方しか発想しなかったでしょうから。
真夏の日中、ギンギンの太陽と共に空を駆け巡るおおいぬ座。

その間、地上を駆けるいぬ達は、涼しい環境でお昼寝でもしてましょうね。