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東洋医学から見る44~秋に取り入れたいあのハーブ


スポーンに乗ったバジルのペースト
肺と大腸を整えたい秋

全国的に猛暑だった今年。

涼しくなったことでホッとしたのも束の間、暑さ疲れが出てくる方が増えています。



風邪症状として出る場合もありますが、疲労感や「なんとなく元気が出ない」など病院へ行っても病名がつかないような体調不良に悩まされている方が少なくありません。




また今年は10月21日から土用に入り、お腹の調子を崩す方も。


このような体調の変化は、飼い主さんだけでなくワンちゃんネコちゃんにも起こります。



咳が出るとかウンチやおしっこの変化は分かりやすいですが、

・なんとなくダルイ

・関節や筋肉に軽い痛みがある

という感じだと、気づかないこともあるかもしれません。


紅葉した葉が落ちている中を散歩する柴犬

肺が弱るとなぜ消化に問題が起こる?

土用の臓器は胃・脾ですが、秋の臓器 肺と大腸にエネルギーを供給していると考えられています。



そのため咳や喘息などの症状が出ている時は脾も弱っていて、消化に問題が起こることがよく見られます。



咳と消化の問題がつながっているとは、俄かにイメージしづらいと思いますが、肺と表裏一体となっている大腸の働きも一緒に考えると分かりやすいと思います。


・肺⇒空気を吸うことで、空気中の酸素や水分を取り込む

   空気を吐くことで不要な代謝物(二酸化炭素)を出す。


・大腸⇒消化物や腸内細菌が作り出した有用なものや水分などを吸収する。

    残りの残渣を排出する。



大ざっぱにいえば、水分を取り込み老廃物を排出するというのが役目。

これがうまく廻らないと、

・皮膚の乾燥や炎症

・呼吸器系の不調

・お腹の調子が崩れる


と「秋は乾燥するから」とか「お腹が冷えたのかな」と言われる症状につながります。


風邪症状が出ている女の子を心配そうに見るラブラドルレトリバー

負のスパイラル

つまり

脾や胃が充分に活動出来なければ消化がスムーズにいかず、肺にエネルギーがいかない。

それによって肺の活動が弱まると、血液に乗って全身から回収してきた老廃物をスムーズに排出できなくなる。

溜まった老廃物の処理を脾臓が手伝うと、消化に関わるエネルギーが足りなくなる。

肺と一緒に活動している大腸には、吸収できる形になっていない消化物が流れ込んできて、大腸内壁を痛めたり通過するまでの負担が大きくなる。


・・・という負のスパイラルに陥ります。



その上冬の臓器 腎臓は、肺のエネルギーで活動しているので


胃・脾⇒肺・大腸⇒腎


この三者のバランス維持が秋から冬の健康維持の肝になります。

鉢植えのバジル

生でも乾燥でもOK!

そんな季節におススメしたい食材の一つにバジルがあります。

家庭のプランターでも栽培しやすく7月~10月ころまで収穫できます。

それ以外の季節は乾燥したものがあり、とても手に入りやすいと思います。



バジルはシソ科で、大葉と同じように殺菌・抗菌効果があり、風邪や気管支炎の時に使うハーブの一つです。

また胃腸の調子を整え、消化を促してくれるので、普段から胃腸が弱め、ストレスで消化器系に不調が出ている時にも良いでしょう。


さらにかゆみを抑える効果もあるとされていて、乾燥して皮膚に症状が出やすい時にも向いています。


香りも消化を促すとされていますが、鎮静・リラックス効果もあり秋~冬に出やすい

・不安感

・憂うつ

・不眠

・イライラ

などの助けになるでしょう。


ハーブティーを作っている

犬の場合、苦みがネックとなって食べないこともありますが、胃腸の調子を崩している時やむかつきなどがある時は食べる時もあります。


裏を返せば『必要としていない時は食べない』・・という子もいますが、単純に好みの場合もあり、こればかりは判断が難しいところです。



しかしハーブ類はバジルに限らず、ごく少量でいいので、例えば生なら半分にちぎったものをお肉のスープや手作り食を煮込むときに入れ、食べる時に取り出してもいいです。

(乾燥バジルは粉末になっているものがほとんどなので、丸ごと摂れ、ごく少量で良い利点はあります。香りの有効成分はどうしても少なくなりますが、犬猫にはむしろ使いやすいかもしれません)



人も毎日食事に取り入れるのは、なかなか難しいと思うので、そんな時はお茶として飲むのがおススメです。


同じように半分にちぎった葉っぱを数枚急須やティーポットにいれお湯を注ぎ、好みの濃さにして飲みます。


これからの季節なら、ハチミツを少し加えてもいいでしょう。



身近な食材で秋冬の体調を整えて、楽しいお散歩や毎日を過ごして下さいね。

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